企業のためのディープ・ティア・サプライチェーン・ファイナンス(SCF)

2021/03/09
Language: JP EN

COVID19がもたらしたグローバル経済の変化

運転資金は全てのビジネスにとって非常に重要なものである一方で、地政学的な変化、自然災害、経済の変化、業界の移り変わりなどの影響を受けやすい性質のものである。そのため、グローバルなサプライチェーンの元に成り立つ多国籍企業においては、これらのリスクを管理し、仮に予測不能な出来事が起きた場合でもサプライチェーンが混乱に対して迅速に対応できるように準備することが必要だ。グローバルサプライチェーンの主要なパフォーマンスは、資本がサプライチェーン全体を如何に効率よく流れているかによって決まる。今日に至るまで、世界中の金融専門家は、サプライチェーンの中で上手く活用されていない資本・資金を活用する方法に取り組んできた。

現在のサプライチェーン・ファイナンス・プログラムが抱える課題

  • マニュアルかつ断絶されたプロセス
  • 導入にかかる意思決定の遅さ
  • ティア1サプライヤにおける透明性の欠如

サプライチェーンの回復力を高めることは、競合優位性を保ち、混乱した状況から利益を得ることにもつながる
——̶̶Yossi Sheffi-サプライチェーン・ストラテジー2005

ゲームチェンジャー-SCF4.0ディープ・ティア・サプライチェーン・ファイナンス

ディープ・ティア・サプライチェーン・ファイナンスは革新的な金融商品であり、ビジネス関係の枠を超えてTier 1 サプライヤだけではなくエコシステム内の全てのサプライヤが資金調達にアクセスすることを可能にする。

  • デジタル化されたプロセス
  • 透明性の向上
  • オープンエコノミー
  • 迅速な承認と支払い

サステナビリティとディープ・ティア・サプライチェーン・ファイナンス

サステナビリティへの対応は全ての業界、全ての企業にとってますます重要となっている。経営幹部の62% が、サステナビリティを維持することが今日の競争環境において必要不可欠であると考えている。

サステナビリティへの取り組みをディープ・ティア・サプライチェーンに組み込むことで、サプライチェーンの下流のサプライヤにまでサステナビリティへの意識を巡らせることができる。サプライチェーン・ファイナンスを通じて、より持続可能な事業活動、代替材料を活用し、さらにはより持続可能なサプライヤを選択するインセンティブを与えることができる。

企業にとってのメリット

  • 運転資金の最適化
  • リスク管理
  • グローバル展開の支援
  • オペレーションのデジタル化
  • サプライヤとの関係性強化

SCFプログラムの始め方

  • 1 達成したいことを決める
  • 2 関係者を集める
  • 3 事前準備
  • 4 実行

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Deep-Tier Supply Chain Finance (SCF) for corporates